授業科目
大規模ソフトウェア開発法および演習
Development of Large Scale Software Systems
- 講義担当者:
- 杉山安洋 教授(61号館409号室)
- sugiyama<atmark>ce.nihon-u.ac.jp
- 教科書:
- (1)高橋麻奈 やさしいJava 活用編 ソフトバンク
- (2)向井領治 iPhoneサイト制作ハンドブック インプレスジャパン
- (3)武政昭利 はじめて学ぶUML 第2版 ナツメ社
- 対象学年:
- 3年前期
- 時間割
- 火曜日4,5校時
- コースの目的:
- (1)大規模ソフトウエアシステムの開発プロセスを理解し、小規模なグループプロジェクトに参加し、グループの一員として実際にシステムの開発ができる。
(2)ソフトウエアの要求定義手法を理解し、要求定義ドキュメントが作成できる。
(3)ソフトウェアの設計手法を理解し、UMLに基づいたソフトウエアの設計ドキュメントが作成できる。
(4)Java言語を用いたWebアプリケーションの開発手法を理解し、システムの開発を実際に行うことができる。
(5)自分の設計したシステムについて、プレゼンテーションソフトを用いて他の人に対して分かりやすく説明できる。
- コースの主な内容:
- 本科目では、ソフトウェア開発を行うための手順(ソフトウェアプロセス)やソフトウェアの設計方法、プログラム開発法、デバッグ・テスト法、ソフトウェア開発プロジェクトの管理方法などを中心に学ぶ。同時に、Javaを用いた大規模なWebアプリケーションをグループで開発する 演習を行うことにより、大規模なソフトウエアの開発法の実際を学ぶ。なお、これまでに本科目で学生諸君が開発したシステムには、会議室予約システム、就職活動状況報告システム、情報工学科電子掲示板などがあるが、それらのいくつかは実際に学科内で使用されている。今年度は、iPhoneやiPod touch向けのWebアプリケーションを開発する。
- コーススケジュール:
- 1. 本科目の概要と開発するシステムの説明
2. ソフトウェアライフサイクルモデルとプロジェクト管理
3. iPhone向けWebアプリケーションの特長
4. 画面設計仕様書のプレゼンテーション
5. UMLを用いたソフトウェア設計法
6. 状態遷移図
7. シーケンス図
8. クラス図
9. 設計ドキュメントのプレゼンテーション
10. サーブレットによるWebシステムの実装法
11. JSPによるWebシステムの実装法
12. iPhoneの機能を生かすWebアプリケーションの開発法
13. ユーザ向けドキュメントの書き方
14. システムのプレゼンテーション
- 受講に当たっての留意事項>
-
(1)「WWWとJavaプログラミング」の知識を前提とする。
(2)授業中にノートパソコンを用いてソフトウェアの開発を行うので、各自持参すること。
- 達成度評価の方法
- 数人でグループを組んで模擬的なソフトウエア会社を設立する。その会社で、ソフトウェア開発を受注し、納品するまでの過程を実際に行う。顧客とのミーティングやプレゼンテーション、納入する製品やドキュメントの質等により、達成度を評価する。
- 成績評価
- プロジェクト(80%)プレゼンテーション(20%)